on balance の意味とフレーズ3選とNG例


on balance の解説
on balanceは、全体的に見て、総じて、という意味を持つ英語表現。特に、異なる要素や意見を考慮した上での最終的な判断や結論を示す際に用いられる。例えば、利点と欠点を比較した結果、どちらが優れているかを述べる時に使われることが多い。ビジネスや議論の場面で、客観的な評価を行う際に便利なフレーズ。
英会話のポタル
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今日はon balance について解説するよ!
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それでは、スタート!
今日取り上げるのは「on balance」
「全体的に見て」という意味になります。

この言葉、どのようなシーンで使えるでしょうか。それでは早速、アメリカでの生活や、学生生活、ビジネスシーンなどを想定してご紹介したいと思います。

on balanceの意味

on balanceという表現は、特に論理的な議論や意見を述べる際によく使われます。何かの利点と欠点を考慮した上で、全体的な評価をする時に使われます。例えば次のように使います。

A: I think the new policy has some drawbacks.
B: Yes, but on balance, it will benefit the company.

どういう意味なのでしょうか?これは

A: 新しい方針にはいくつかの欠点があると思う。
B: そうだけど、全体的に見て、会社にとっては利益になるよ。

そうなんです、利点と欠点を比較した結果、全体的には良い方向に進むという意味になります。

on balanceは意見をまとめる時に便利

また、よく聞く使い方は、意見をまとめる時です。

A: Do you think the project is worth pursuing?
B: On balance, I believe it has great potential.

A: このプロジェクトを進める価値があると思う?
B: 全体的に見て、大きな可能性があると思うよ。

このように、「全体的に考えるとどうか?」という意味で使えます。

複数の要素を考慮する時にもon balanceは使える!

例えば、友人と旅行の計画を立てている時に、様々な要素を考慮することがあります。
A: I’m worried about the cost.
B: True, but on balance, it will be a memorable experience.

A: 費用が心配だな。
B: 確かにそうだけど、全体的に見て、思い出に残る経験になるよ。

このように、全体的な視点からの評価を示すことができます。

いかがでしたか?今回は on balance の意味を紹介しました。日常会話やビジネスシーンで、ぜひ使ってみてください。続いて、類語や同義語についてお伝えします。

「on balance」の同義語と類語

「on balance」の類語と同義語について解説するよ。

合わせて覚えてね。

「on balance」の類語

厳密には「on balance」とは意味が少し異なりますが、
特定の文脈で同じように使える言葉をご紹介します。

微妙なニュアンスの違いがあるため、
適用する状況や意味合いが異なることにご注意ください。

・Overall(全体的に)

「全体的に」「総じて」という意味。

全体の状況や結果を考慮した上での判断を
強調したいときに使われます。

例: Overall, the project was a success.
(全体的に見て、そのプロジェクトは成功だった)

・In general(一般的に)

「一般的に」「概して」という意味。

特定の事例に限らず、広い範囲での傾向や意見を表現します。

例: In general, people prefer to work in teams.
(一般的に、人々はチームで働くことを好む)

・All things considered(すべてを考慮すると)

「すべてを考慮すると」という意味で、
様々な要素を考えた上での結論を示します。

例: All things considered, it was a good decision.
(すべてを考慮すると、それは良い決定だった)

「on balance」の同義語

同義語は、「on balance」とほぼ同じ意味を持ち、
互換的に使用できる言葉です。

意味合いに大きな違いがないため、
文脈によってはどちらを使っても違和感がないことが多いです。

・Net(純粋に)

「純粋に」「最終的に」という意味。

全ての要素を考慮した後の結果や評価を示します。

例: The net result was a significant improvement.
(最終的な結果は大幅な改善だった)

・Ultimately(最終的に)

「最終的に」という意味で、
最終的な結論や結果を強調します。

例: Ultimately, we need to make a decision.
(最終的に、私たちは決定を下す必要がある)

まとめ

「on balance」の類語は、意味が似ていますが
ニュアンスや適用範囲が異なる言葉で、
文脈に応じて使い分けが必要です。

同義語は、意味がほぼ完全に一致し、
同じ意味で置き換えて使うことができる言葉です。

参考にしてみてくださいね。

on balance を使った文章のNG例

それでは最後に on balance を使ったNGを紹介します。参考にしてくださいね。

1. “On balance, I think we should just ignore the problem.”
日本語訳: 「総合的に見て、私たちはその問題を無視すべきだと思います。」
NGの理由: “on balance” は通常、全体的な評価や判断を示すために使われるが、無視することは評価を行わないことを意味し、矛盾している。

2. “On balance, the weather is terrible today, but I love the rain.”
日本語訳: 「総合的に見て、今日は天気がひどいけれど、私は雨が好きです。」
NGの理由: “on balance” は全体的な評価を示すが、ポジティブな意見とネガティブな意見が対立しているため、使い方が不適切。

3. “On balance, I prefer chocolate ice cream over vanilla, but I eat both.”
日本語訳: 「総合的に見て、私はバニラよりもチョコレートアイスクリームが好きですが、両方食べます。」
NGの理由: “on balance” は選択を示すが、両方を食べることは選択の明確さを欠いており、使い方が不適切。

4. “On balance, I think the movie was bad, but I enjoyed it.”
日本語訳: 「総合的に見て、その映画は悪かったと思いますが、私は楽しみました。」
NGの理由: “on balance” は評価を示すが、悪いと感じながら楽しむことは矛盾しており、使い方が不適切。

5. “On balance, I believe that working from home is better, but I miss the office.”
日本語訳: 「総合的に見て、在宅勤務の方が良いと思いますが、オフィスが恋しいです。」
NGの理由: “on balance” は一貫した評価を示すべきだが、両方の意見が対立しているため、使い方が不適切。

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on balance を使った文章例とNG例はどうでしたか?それでは、また。
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see you again!