in the abstract の意味とフレーズ3選とNG例


in the abstract の解説
in the abstractとは、具体的な事例や詳細を省略し、一般的な概念や理論を示す表現。特に学術論文や報告書で用いられ、研究の目的や方法、結果を簡潔にまとめる役割を果たす。読者に全体像を伝えるための重要な部分であり、興味を引く要素でもある。具体的な内容に入る前の導入として機能し、研究の意義を強調する。
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今日はin the abstract について解説するよ!
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それでは、スタート!
今日取り上げるのは「in the abstract」
「抽象的に」という意味になります。

この言葉、どのようなシーンで使えるでしょうか。それでは早速、アカデミックな議論やビジネスのプレゼンテーション、日常会話などを想定してご紹介したいと思います。

in the abstractの意味

in the abstractという表現は、特に理論的な議論や概念を扱う際によく使われます。例えば、哲学の授業で次のように使われることがあります。

A: We need to consider the implications of this theory in the abstract.

B: That makes sense. It helps to clarify our discussion.

どういう意味なのでしょうか?これは

A:この理論の影響を抽象的に考える必要がある。

B:それは理にかなっているね。私たちの議論を明確にするのに役立つ。

そうなんです、具体的な事例を挙げるのではなく、一般的な概念や理論について話すことを指します。

in the abstractは理論的な議論に便利

また、よく聞く使い方は、理論や概念を説明する時です。

A: Can we discuss the topic in the abstract before diving into specifics?

B: Absolutely! It’s important to establish a foundation first.

A: 具体的な内容に入る前に、抽象的にこのテーマについて話せる?

B: もちろん!まず基盤を築くことが重要だよ。

このように、「具体的な事例に入る前に、一般的な観点から考えよう」という意味で使えます。

しばらく考えていなかったテーマにもin the abstractは使える!

例えば、久しぶりに哲学の議論をする機会があったとします。長い間考えていなかったテーマについて話すと、
A: Hey! Let’s think about this issue in the abstract.

B: Sure! It’s been a while since I’ve considered it that way.

A: おー!この問題を抽象的に考えてみよう。

B: いいね!そのように考えるのは久しぶりだよ。

のように、抽象的な視点から再考することを提案することができます。

なお、このBの返答のように、自分の考えを簡単に伝えた後、in the abstractのように、抽象的な視点を強調するととても自然な返答に聞こえます。

いかがでしたか?今回は in the abstract の意味を紹介しました。理論的な議論や日常会話の中で、ぜひ使ってみてください。続いて、類語や同義語についてお伝えします。

「in the abstract」の同義語と類語

「in the abstract」の類語と同義語について解説するよ。

合わせて覚えてね。

「in the abstract」の類語

厳密には「in the abstract」とは意味が少し異なりますが、
特定の文脈で同じように使える言葉をご紹介します。

微妙なニュアンスの違いがあるため、
適用する状況や意味合いが異なることにご注意ください。

・Theoretically(理論的に)

「理論的に」という意味で、
実際の状況ではなく、理論や概念に基づいて考えることを示します。

例: The solution works theoretically, but we need to test it in practice.
(その解決策は理論的には機能しますが、実際にテストする必要があります)

・Conceptually(概念的に)

「概念的に」という意味で、
具体的な事例や実践から離れた抽象的な考え方を指します。

例: Conceptually, the idea is sound, but implementation may be challenging.
(概念的にはそのアイデアは妥当ですが、実行は難しいかもしれません)

・Abstractly(抽象的に)

「抽象的に」という意味で、
具体的な詳細や実際の事例を考慮せずに、一般的な概念やアイデアに焦点を当てます。

例: Abstractly, we can discuss the principles without getting into specifics.
(抽象的に、私たちは具体的なことに入らずに原則について議論できます)

「in the abstract」の同義語

同義語は、「in the abstract」とほぼ同じ意味を持ち、
互換的に使用できる言葉です。

意味合いに大きな違いがないため、
文脈によってはどちらを使っても違和感がないことが多いです。

・Hypothetically(仮定的に)

「仮定的に」という意味で、
実際の状況ではなく、仮定や想定に基づいて考えることを示します。

例: Hypothetically, if we had unlimited resources, we could achieve our goals faster.
(仮定的に言えば、無限の資源があれば、私たちは目標をより早く達成できるでしょう)

・Philosophically(哲学的に)

「哲学的に」という意味で、
実際の事例から離れた抽象的な思考や理論を指します。

例: Philosophically, the question of existence has intrigued thinkers for centuries.
(哲学的には、存在の問題は何世紀にもわたって思想家たちを魅了してきました)

まとめ

「in the abstract」の類語は、意味が似ていますが
ニュアンスや適用範囲が異なる言葉で、
文脈に応じて使い分けが必要です。

同義語は、意味がほぼ完全に一致し、
同じ意味で置き換えて使うことができる言葉です。

参考にしてみてくださいね。

in the abstract を使った文章のNG例

それでは最後にin the abstract を使ったNGを紹介します。参考にしてくださいね。

1. “In the abstract, I think we should go to the party tonight.”
– 日本語訳: 「要するに、今夜パーティーに行くべきだと思う。」
– NGの理由: “in the abstract”は具体的な内容を示すのではなく、一般的な概念や理論について話す際に使うべきで、個人的な意見には不適切。

2. “In the abstract, the cake was delicious.”
– 日本語訳: 「要するに、そのケーキは美味しかった。」
– NGの理由: “in the abstract”は具体的な経験や感覚を表現するのには向いておらず、抽象的な概念に関連する場合に使うべき。

3. “In the abstract, I enjoy hiking in the mountains.”
– 日本語訳: 「要するに、山でハイキングを楽しんでいる。」
– NGの理由: “in the abstract”は一般的な理論や概念に使うべきで、個人の趣味や行動を述べる際には不適切。

4. “In the abstract, the weather was nice yesterday.”
– 日本語訳: 「要するに、昨日の天気は良かった。」
– NGの理由: “in the abstract”は具体的な事象や状況を表すのには不向きで、抽象的な議論に使うべき。

5. “In the abstract, I love my cat.”
– 日本語訳: 「要するに、私は猫が好きだ。」
– NGの理由: “in the abstract”は一般的な理論や概念に関連する表現であり、個人的な感情や愛情を表すのには適していない。

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in the abstract を使った文章例とNG例はどうでしたか?それでは、また。
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