belabor の意味とフレーズ3選とNG例
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「(議論や説明を)長々とする、しつこく言う」という意味になります。
この言葉、どのようなシーンで使えるでしょうか。それでは早速、アメリカでの生活や、学生生活、ビジネスシーンなどを想定してご紹介したいと思います。
belaborの意味
belaborという表現は、特に議論や説明が長引く場面でよく使われます。例えば、会議中に誰かが同じポイントを何度も繰り返すとき、次のように使います。
A: I think we should consider the budget more carefully.
B: I agree, but I feel like we’re starting to belabor the point.
どういう意味なのでしょうか?これは
A:私たちは予算をもっと慎重に考えるべきだと思う。
B:私もそう思うけど、同じことを繰り返している気がする。
そうなんです、belaborは「同じことをしつこく言う」というニュアンスを持っています。
belaborは議論を避ける時にも便利
また、よく聞く使い方は、議論を避けたい時です。
A: We need to discuss the project timeline.
B: Let’s not belabor the details; we can adjust as we go.
A: プロジェクトのタイムラインについて話し合う必要がある。
B: 詳細を長々と議論するのはやめよう。進めながら調整すればいいよ。
このように、「細かいことを気にしすぎないで、進めよう」という意味で使えます。
しばらく会っていない人との会話でもbelaborは使える!
例えば、友達と数カ月ぶりに会ったとします。長い期間会っていなかったとすると、
A: Hey! I’ve missed you! Let’s not belabor the past, what have you been up to?
B: Hey! I’ve been busy with work, but I’m glad to see you!
A: おー!久しぶりだね、過去のことを長々と話すのはやめて、最近どうしてたの?
B: やあ!仕事で忙しかったけど、会えて嬉しいよ!
のように、過去の話を避けて近況を尋ねることができます。
なお、このBの返答のように、自分の近況を簡単に伝えた後、何かを尋ねるととても自然な会話になります。
いかがでしたか?今回は belabor の意味を紹介しました。日常会話の時、ぜひ使ってみてください。続いて、類語や同義語についてお伝えします。
「belabor」の同義語と類語
「belabor」の類語と同義語について解説するよ。
合わせて覚えてね。
「belabor」の類語
厳密には「belabor」とは意味が少し異なりますが、
特定の文脈で同じように使える言葉をご紹介します。
微妙なニュアンスの違いがあるため、
適用する状況や意味合いが異なることにご注意ください。
・Overemphasize(過度に強調する)
「過度に強調する」という意味。
ある事柄を必要以上に強調することを表現します。
例: He tends to overemphasize the importance of punctuality.
(彼は時間厳守の重要性を過度に強調する傾向がある)
・Dwell on(執着する)
特定の事柄に「執着する」や「長く考え続ける」という意味。
何かにこだわりすぎて、他のことに目を向けられない状態を示します。
例: She tends to dwell on past mistakes.
(彼女は過去の失敗に執着しがちだ)
・Reiterate(繰り返す)
「繰り返す」という意味で、特に同じことを何度も言うことを指します。
重要なポイントを強調するために繰り返すことが多いです。
例: The teacher reiterated the importance of studying for the exam.
(教師は試験勉強の重要性を繰り返し強調した)
「belabor」の同義語
同義語は、「belabor」とほぼ同じ意味を持ち、
互換的に使用できる言葉です。
意味合いに大きな違いがないため、
文脈によってはどちらを使っても違和感がないことが多いです。
・Harangue(長々と説教する)
「長々と説教する」という意味。
特定のテーマについて、しつこく話し続けることを示します。
例: He harangued the audience about the importance of recycling.
(彼は聴衆にリサイクルの重要性について長々と説教した)
・Pound(叩く、繰り返し言う)
「叩く」や「繰り返し言う」という意味で、特に同じことを何度も言うことを指します。
例: She pounded the point home during her presentation.
(彼女はプレゼンテーション中にその点を繰り返し強調した)
まとめ
「belabor」の類語は、意味が似ていますが
ニュアンスや適用範囲が異なる言葉で、
文脈に応じて使い分けが必要です。
同義語は、意味がほぼ完全に一致し、
同じ意味で置き換えて使うことができる言葉です。
参考にしてみてくださいね。
belabor を使った文章のNG例
それでは最後にbelabor を使ったNGを紹介します。参考にしてくださいね。
1. “I will belabor the point that we need to leave early.”
日本語訳: 「私たちは早く出発する必要があるという点を強調します。」
NGの理由: “belabor”は過度に繰り返すことを意味するため、単に強調するだけでは不適切です。
2. “She belabored her homework for hours.”
日本語訳: 「彼女は何時間も宿題を苦しんでやった。」
NGの理由: “belabor”は議論や説明に使う言葉であり、宿題に対して使うのは不自然です。
3. “Let’s belabor the details of the party planning.”
日本語訳: 「パーティーの計画の詳細を繰り返し説明しましょう。」
NGの理由: “belabor”は通常、重要な点を繰り返す際に使われるため、軽い話題には不適切です。
4. “He belabored the fact that he won the game.”
日本語訳: 「彼はゲームに勝ったという事実を繰り返し強調した。」
NGの理由: 勝利を自慢することは、”belabor”の意味に合わず、ネガティブなニュアンスを持つため不適切です。
5. “I don’t want to belabor the issue of lunch.”
日本語訳: 「昼食の問題を繰り返し話したくない。」
NGの理由: “belabor”は通常、重要な問題に対して使われるため、軽い話題に使うのは不適切です。