arbitrary の意味とフレーズ3選とNG例
今日取り上げるのは「arbitrary」
「恣意的な」という意味になります。
この言葉、どのようなシーンで使えるでしょうか。それでは早速、アメリカでの生活や、学生生活、ビジネスシーンなどを想定してご紹介したいと思います。
arbitraryの意味
arbitraryという表現は、特に決定や選択において、特定の基準や理由がない場合に使われます。例えば、次のようなシーンで使われることがあります。
A: The rules seem a bit arbitrary.
B: I agree. There doesn’t seem to be a clear reason for them.
どういう意味なのでしょうか?これは
A:そのルールはちょっと恣意的に見えるね。
B:同意するよ。明確な理由がないように思える。
そうなんです、特に合理的な根拠がない決定を指して使われることが多いです。
arbitraryは選択の自由を示す時も便利
また、よく聞く使い方は、選択肢が多い場合にその選択が恣意的であることを示す時です。
A: The committee made an arbitrary choice.
B: Yes, it seems like they just picked randomly.
A: 委員会は恣意的な選択をしたね。
B: そうだね、ただランダムに選んだように見える。
このように、「特に理由がない選択」という意味で使えます。
しばらく会っていない人にもarbitraryを使える!
例えば、友達と数カ月ぶりに会った時に、最近の出来事について話すとします。
A: Hey! I found the rules arbitrary in our last project.
B: Really? I thought they were well thought out.
A: おー!久しぶりだね、最近のプロジェクトのルールが恣意的だと思ったよ。
B: 本当に?私はよく考えられていると思ったけど。
のように、最近の経験を共有する際に使うことができます。
なお、このBの返答のように、自分の意見を述べた後、相手の意見を尋ねるととても自然な会話になります。
いかがでしたか?今回は arbitrary の意味を紹介しました。日常会話の中で、ぜひ使ってみてください。続いて、類語や同義語についてお伝えします。
「arbitrary」の同義語と類語
「arbitrary」の類語と同義語について解説するよ。
合わせて覚えてね。
「arbitrary」の類語
厳密には「arbitrary」とは意味が少し異なりますが、
特定の文脈で同じように使える言葉をご紹介します。
微妙なニュアンスの違いがあるため、
適用する状況や意味合いが異なることにご注意ください。
・Random(無作為の)
「無作為の」「偶然の」という意味。
選択や決定が特定の基準や理由に基づかず、
偶然に行われることを強調したいときに使われます。
例: The numbers were chosen at random.
(その数字は無作為に選ばれた)
・Capricious(気まぐれな)
「気まぐれな」「変わりやすい」という意味。
判断や行動が予測できず、突然変わることを表現します。
例: Her capricious nature made it hard to predict her decisions.
(彼女の気まぐれな性格は、彼女の決定を予測するのを難しくした)
・Subjective(主観的な)
「主観的な」という意味で、
個人の感情や意見に基づいていることを示します。
例: His subjective view influenced the outcome of the discussion.
(彼の主観的な見解は議論の結果に影響を与えた)
「arbitrary」の同義語
同義語は、「arbitrary」とほぼ同じ意味を持ち、
互換的に使用できる言葉です。
意味合いに大きな違いがないため、
文脈によってはどちらを使っても違和感がないことが多いです。
・Randomized(無作為化された)
「無作為化された」という意味で、
選択や決定が無作為に行われることを指します。
例: The study used a randomized control trial.
(その研究は無作為化された対照試験を使用した)
・Unpredictable(予測不可能な)
「予測不可能な」という意味で、
結果や行動が予測できないことを示します。
例: The weather can be quite unpredictable in spring.
(春の天気は非常に予測不可能なことがある)
まとめ
「arbitrary」の類語は、意味が似ていますが
ニュアンスや適用範囲が異なる言葉で、
文脈に応じて使い分けが必要です。
同義語は、意味がほぼ完全に一致し、
同じ意味で置き換えて使うことができる言葉です。
参考にしてみてくださいね。
arbitrary を使った文章のNG例
それでは最後にarbitrary を使ったNGを紹介します。参考にしてくださいね。
1. “The rules of the game are arbitrary, so we can change them whenever we want.”
日本語訳: 「ゲームのルールは恣意的だから、いつでも変更していいよ。」
NGの理由: “arbitrary”は通常、無秩序や不合理な決定を示すため、ルールを軽視する印象を与える。
2. “I made an arbitrary choice to wear this shirt today.”
日本語訳: 「今日はこのシャツを着ることに恣意的に決めた。」
NGの理由: “arbitrary”は選択の根拠がないことを示すため、選択の意図や理由を無視しているように聞こえる。
3. “The teacher gave us an arbitrary assignment with no explanation.”
日本語訳: 「先生は説明もなく恣意的な課題を出した。」
NGの理由: 教育の文脈で”arbitrary”を使うと、教師の指導が不適切であると受け取られる可能性がある。
4. “Her arbitrary decision to quit her job surprised everyone.”
日本語訳: 「彼女の恣意的な仕事を辞める決断はみんなを驚かせた。」
NGの理由: “arbitrary”は無計画や無責任な印象を与えるため、ポジティブな決断を表現するのには不適切。
5. “The company’s arbitrary policies make it hard for employees to succeed.”
日本語訳: 「その会社の恣意的な方針は、従業員が成功するのを難しくしている。」
NGの理由: “arbitrary”を使うことで、企業の方針が不合理であると批判的に聞こえ、信頼性を損なう可能性がある。