all over の意味とフレーズ3選とNG例
all over の意味とフレーズ3選とNG例
今日取り上げるのは「all over」
「至る所で」という意味になります。
この言葉、どのようなシーンで使えるでしょうか。それでは早速、アメリカでの生活や、学生生活、ビジネスシーンなどを想定してご紹介したいと思います。
all overの意味
all overという表現は、特にカジュアルな場面でよく使われます。例えば、友達と公園を散歩している時に、周りの景色を指して次のように使います。
A: Look at the flowers! They are blooming all over the park.
B: Yes, it’s beautiful!
どういう意味なのでしょうか?これは
A: 見て!花が公園の至る所で咲いているよ。
B: うん、きれいだね!
そうなんです、特定の場所や状況において「どこでも」という意味で使われます。
all overは広がりを表現する時にも便利
また、よく聞く使い方は、何かが広がっている様子を表現する時です。
A: There are posters all over the campus for the event.
B: I noticed that too! Everyone seems excited.
A: イベントのポスターがキャンパスの至る所に貼ってあるね。
B: 私も気づいた!みんな楽しみにしているみたい。
このように、「どこにでもある」「広がっている」という意味で使えます。
しばらく会っていない人にもall overは使える!
例えば、友達と数カ月ぶりに会った時に、最近の出来事を話すとします。
A: Hey! I heard you traveled all over Europe!
B: Yes! It was amazing. I visited so many countries.
A: おー!久しぶりだね、ヨーロッパを至る所で旅行したって聞いたよ!
B: うん!素晴らしかったよ。たくさんの国を訪れたんだ。
このように、特定の範囲や地域において「至る所で」という意味で使うことができます。
いかがでしたか?今回は all over の意味を紹介しました。日常会話の中でぜひ使ってみてください。続いて、類語や同義語についてお伝えします。
「all over」の同義語と類語
「all over」の類語と同義語について解説するよ。
合わせて覚えてね。
「all over」の類語
厳密には「all over」とは意味が少し異なりますが、
特定の文脈で同じように使える言葉をご紹介します。
微妙なニュアンスの違いがあるため、
適用する状況や意味合いが異なることにご注意ください。
・Everywhere(どこでも)
「どこでも」「至る所に」という意味。
ある事柄が広範囲にわたって存在することを
強調したいときに使われます。
例: The flowers are blooming everywhere in the park.
(公園の至る所で花が咲いている)
・Throughout(全体にわたって)
特定の範囲や期間にわたって「全体に」「通じて」という意味。
何かが全体に広がっていることを表現します。
例: The festival was celebrated throughout the city.
(その祭りは市全体で祝われた)
・In every corner(あらゆる隅に)
「すべての隅に」「あらゆる場所に」という意味。
特定の場所や範囲の隅々まで広がっていることを示します。
例: There are signs of spring in every corner of the garden.
(庭のあらゆる隅に春の兆しがある)
「all over」の同義語
同義語は、「all over」とほぼ同じ意味を持ち、
互換的に使用できる言葉です。
意味合いに大きな違いがないため、
文脈によってはどちらを使っても違和感がないことが多いです。
・Across(横断して)
「横断して」「全体にわたって」という意味。
ある範囲やエリアを横切ることを示します。
例: The news spread across the country quickly.
(そのニュースは国全体に急速に広がった)
・Everywhere(どこでも)
「どこでも」という意味で、
特定の場所に限らず広範囲にわたることを指します。
例: There are people everywhere during the festival.
(祭りの間、どこでも人がいる)
まとめ
「all over」の類語は、意味が似ていますが
ニュアンスや適用範囲が異なる言葉で、
文脈に応じて使い分けが必要です。
同義語は、意味がほぼ完全に一致し、
同じ意味で置き換えて使うことができる言葉です。
参考にしてみてくださいね。
all over を使った文章のNG例
それでは最後に all over を使ったNGを紹介します。参考にしてくださいね。
1. I spilled coffee all over my laptop, and now it won’t turn on.
(ノートパソコンの上にコーヒーをこぼしてしまい、今は電源が入らない。)
NGの理由:all over は物理的な範囲を示すため、電子機器に対して使うと不適切な印象を与える。
2. She was all over the place during the meeting, not making any sense.
(彼女は会議中、全く意味が分からず、あちこちにいるようだった。)
NGの理由:all over the place は混乱を示す表現だが、会議の文脈では不適切に聞こえることがある。
3. The kids were all over the park, playing and screaming.
(子供たちは公園のあちこちで遊び、叫んでいた。)
NGの理由:all over を使うと、子供たちが無秩序に行動している印象を与え、ネガティブに受け取られることがある。
4. I found my keys all over the house.
(家のあちこちで鍵を見つけた。)
NGの理由:all over は広範囲を示すが、鍵のような小物には不適切で、具体的な場所を示す方が良い。
5. The news spread all over the internet in just a few hours.
(そのニュースは数時間でインターネット中に広がった。)
NGの理由:all over は物理的な広がりを示すため、インターネットのような抽象的な空間には適さない。