英語の月名がずれている理由は何ですか?
結論:
古代ローマの暦の名残。
英語の月名がずれている理由
英語の月名について考えると、特に9月以降の名称に疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。
例えば、9月は「September」、10月は「October」、11月は「November」、12月は「December」と呼ばれていますが、これらの名前はラテン語に由来しています。
ここで気になるのは、これらの名前がそれぞれ7、8、9、10を意味することです。
つまり、9月は本来7月、10月は8月、11月は9月、12月は10月ということになります。
このようなズレが生じた理由を探るためには、古代ローマの暦に遡る必要があります。
古代ローマの暦とその変遷
古代ローマでは、最初の暦はロムルス暦と呼ばれ、1年は304日で10ヶ月しかありませんでした。
この暦では、冬の間は活動が少なく、特に名前が付けられていない期間が存在していました。
その後、ヌマ暦が導入され、1月(Januarius)と2月(Februarius)が追加されました。
この時点で、年の始まりは3月から1月に変更され、月の名前はそのまま残ったため、実際の順序と名称がずれることになったのです。
具体的には、元々の3月から始まる暦に、1月と2月が挿入されたため、9月以降の名称がずれてしまったのです。
ユリウス・カエサルとアウグストゥスの影響
さらに、ユリウス・カエサルとアウグストゥスの影響も大きいです。
カエサルは、自身の誕生月である7月を「Julius」と改名しました。
また、アウグストゥスは8月を「Augustus」と改名し、さらにその月を31日までにするように変更しました。
このため、8月が31日になったことで、9月以降の月の名称がさらにずれてしまったのです。
結果として、9月は30日、10月は31日、11月は30日、12月は31日という形になり、月の名称と実際の順序が食い違うことになりました。
各月の名称の由来
では、各月の名称の由来についても触れておきましょう。
Januaryは、門の神「Janus」に由来し、新しい始まりを象徴しています。
Februaryは、古代ローマの贖いの祭りにちなんで名付けられました。
Marchは、軍神マルスの月を意味し、農業の始まりを示しています。
Aprilは、花が開く季節を表す言葉に由来しています。
Mayは、女神マイアにちなんで名付けられ、春の女神とされています。
Juneは、ローマの最高神ユーピテルの妻、ユノに由来しています。
そして、7月と8月はそれぞれカエサルとアウグストゥスにちなんで名付けられました。
まとめ
このように、英語の月名がずれている理由は、古代ローマの暦の変遷や、歴史的な人物の影響によるものです。
月の名称はそのまま残り、実際の順序がずれてしまった結果、私たちが今使っている月名が形成されました。
この歴史を知ることで、月名の意味や由来に対する理解が深まることでしょう。
英語の月名の背後には、古代の人々の生活や文化が色濃く反映されているのです。
箇条書きメモ
- 英語の月の名称の由来
- 古代ローマの暦では年の始まりが3月
- Septemberは7番目、Octoberは8番目、Novemberは9番目、Decemberは10番目を意味する
- ユリウス・カエサルが1月を年の始まりに変更
- アウグストゥスが8月を31日に増やし、月の順序がずれた
- Januaryは「入り口の神Janus」から、Februaryは贖罪の祭りに由来
- 3月は「軍神マルスの月」、4月は「花が開く月」とされる
- 7月はカエサルの名前、8月はアウグストゥスの名前に由来
- 現在の暦はグレゴリオ暦に基づく
- 月の名称と実際の順序のズレが生じた理由の理解が重要
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