「宿題を助けるのはおかしい?どう教えるべき?」
結論:
助けるのは人。
箇条書きメモ
- 宿題を助けるのはおかしいという認識
- helpは人を助けるという基本的な理解が必要
- 「彼を助ける」という視点を持つことが重要
- スラッシュリーディングの活用で理解を深める
- 直訳→意訳→日本語訳のプロセスを教えるべき
- 英語と日本語の表現の違いを理解させる必要がある
- 中学2年生には難しい内容であることを考慮
- help + 人 + with + 物の形を教えることが効果的
- 生徒が混乱しないように配慮することが大切
- 言葉の運用ルールの違いを理解させることが鍵
宿題を助けるのはおかしい?どう教えるべき?
「私は今晩、彼の宿題を手伝うつもりです。」という訳が一般的に使われる英文、"I'll help him with his homework tonight."。
この訳は、確かに多くの英語の教科書や教師によって用いられていますが、実は意訳であることに注意が必要です。
意訳から英文を作成しようとすると、"I'll help his homework tonight."という誤った文ができてしまいます。
生徒たちは、なぜこの文が間違いなのかを理解できずに困惑することが多いのです。
そこで、ある元英語塾の講師が提案しているのが、スラッシュリーディングという手法です。
具体的には、以下のように分けて読む方法です。
"I'll help him/with his homework/tonight."
このように分けることで、helpの後には手伝う相手、withの後には手伝う内容が来ることを明確にできます。
さらに、withを「~で」と訳すことで、生徒にとって理解しやすくなります。
この方法を用いると、"I'll help his homework…"という文が、まるで宿題そのものを助けるような不自然な表現になることを説明できます。
生徒たちはこの説明を聞くことで、納得しやすくなるのです。
ただし、ここまで詳しく説明する教師は少ないのが現状です。
特に真面目な生徒ほど、こうした混乱に直面しやすいのです。
そもそも、中学2年生の初めにこのような難しい英文を教えること自体が問題ではないかとも思います。
教え方の工夫
私が気になるのは、和訳の日本語を歪めてしまうことです。
もっと良い教え方はないのでしょうか?
一つのアプローチとして、「助けるのは人」という点を強調することが挙げられます。
宿題そのものを助けるのではなく、その宿題をする人間を助けるのです。
このように説明することで、helpの後には人が来るという理解が深まります。
確かに、中学2年生には難しいかもしれませんが、英語と日本語の表現の違いを教えることが重要です。
例えば、"He speaks little English."と"He speaks a little English."の違いを示すことで、言語の微妙なニュアンスを理解させることができます。
また、我々の世代は「英語ゆとり教育第一世代」であり、こうした文は習っていないこともあります。
しかし、現在の教育課程では、仮定法や現在完了進行形などを教える必要があるため、早い段階からこのような文を扱うことが求められています。
そのため、helpに関しては「人を手助けする」という意味を強調し、help + 人 + with + 物という形で教えるのが良いでしょう。
言語の運用ルールを理解する
言葉の運用ルールが日本語と異なる以上、直訳が日本語的に歪むのは当然です。
重要なのは、ちゃんと英文→直訳→日本語訳という順で教えることです。
このプロセスを踏むことで、生徒は日本語がいかに「省略された」言語であるかを理解し、スムーズな翻訳が可能になります。
英作文を作る際には、直訳とは何かを理解することが不可欠です。
単に単語や熟語を訳すだけではなく、文型に当てはめることが直訳の本質です。
このように、言語の特性を理解することで、より正確な英作文ができるようになるでしょう。
最終的には、英語の表現方法と日本語の表現方法の根本的な違いを教えることが、理解を深める鍵となります。
このようなアプローチを通じて、生徒たちが英語をより深く理解し、使いこなせるようになることを願っています。
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