13世紀イングランド映画で、城攻めで弓矢が使われていないのはなぜ?当時の戦争で弓矢は一般的ではなかった?
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一言でいうと:
13世紀イングランドの攻城戦で弓は使われた。城壁の狭間は敵を射るために作られ、クロスボウも使用。映画で弓が使われなかった理由は不明。
13世紀イングランドを舞台にした映画での疑問、**攻城戦でなぜ弓矢が使われなかったのか?** 実は、それは誤解なんです。映画では描かれていないかもしれませんが、当時の戦いにおいて弓矢は重要な役割を果たしていました。
この記事では、中世イングランドの攻城戦における弓矢の真実に迫ります。質問者の方が疑問に思った、城壁にある狭間(Arrowslit)の役割から、歴史的な文献の引用まで、様々な角度から解説します。
映画では描かれない、歴史の裏側を覗いてみましょう。そして、**弓矢がどのように戦局を左右したのか**、その知られざる事実に迫ります。
## 13世紀イングランド映画の攻城戦、なぜ弓矢がない?中世の弓矢事情を徹底解説
まえがきでは、13世紀イングランド映画での攻城戦における弓矢の不在という疑問に対し、それが誤解であることを指摘しました。この記事では、その理由を深掘りし、当時の弓矢の役割や重要性を解説していきます。
中世イングランドの城、**狭間(Arrowslit)**の役割とは?
質問者の方が疑問に思われたように、中世の城には狭間と呼ばれる細長い窓が設けられています。これは、日本で言う狭間(さま)、英語で言うArrowslitは、接近してくる敵を射る為に作られたものです。ドーヴァー城にあるような狭間は、まさにその証拠と言えるでしょう。これらの狭間は、城を守る兵士が敵を射るために作られたものであり、弓矢が攻城戦において重要な役割を果たしていたことを示しています。
歴史的文献から見る、**弓矢の重要性**
『Baronial Reform and Revolution in England 1258-1267』という文献には、1261年にコルフ城に1万5千ものクロスボウの矢が密かに運び込まれたという記述があります。これは、クロスボウが攻城戦や野戦で広く使用されていたことを示唆しています。使わないものを貯め込む意味がないですからね。コルフ城には現在も狭間が残っており、当時の兵士がそこから矢を放っていた様子を想像することができます。
百年戦争やウェールズの反乱、**弓矢が戦局を左右した事例**
百年戦争では、イングランドのロングボウ部隊がフランス軍を苦しめました。また、15世紀初めのウェールズの反乱では、コンウィ城がわずか15人の兵士と60人の弓手によって守られました。これらの事例は、弓矢が戦局を左右するほど重要な武器であったことを物語っています。
映画で弓矢が描かれない理由、**演出の意図と歴史的背景**
映画では、演出の都合上、弓矢の使用が省略されている場合があります。しかし、歴史的な事実として、中世イングランドの攻城戦において弓矢は不可欠な武器でした。城内に侵入される、あるいは梯子で城壁の上部に敵に辿り着かれる迄は"接近戦"ではない以上「モノを飛ばす」しかやる事がないのではないかとは思います。それが石だろうが矢だろうがなんだろうが...
まとめ:中世イングランドの攻城戦、**弓矢は重要な武器だった**
映画では描かれていないかもしれませんが、中世イングランドの攻城戦において弓矢は重要な武器でした。狭間の存在、歴史的な文献の記述、そして数々の戦いの事例が、その事実を裏付けています。映画を観る際には、歴史的な背景を考慮することで、より深く作品を理解することができるでしょう。
中世の戦争だって、参加者にとっては命が懸っていたのは今の戦争と同じで、「スポーツの試合」じゃないのですから、重要な戦闘であればある程、自分達の「兵を集められる能力」(特に懐具合)の限り兵を集めようとするに決まっています。私の知る限り、『中世イングランドの攻城戦では防御側が弓(ロングボウでもクロスボウでもどちらでも)を使わなかった』と考える理由は全くないと思います。
Yes

