英文を読むのが遅い原因は何でしょうか?精読と速読のバランスはどう取るべきですか?
結論:
意味理解の処理速度が遅い。
英文を読むのが遅い原因は何でしょうか?精読と速読のバランスはどう取るべきですか?
英文を読むのが遅いと感じる方は多いですが、その原因はさまざまです。
まず、文法的解釈と意味理解は別物であることを理解することが重要です。
1文だけを読む場合、文法的に正しく解釈できれば意味も理解できることが多いですが、複数の文が連なると話の流れを把握することが求められます。
文のつながりを理解しないと、全体の意味が把握できず、最後まで読んだ後に「あれ?これは結局何を伝えたいのだろうか」となってしまいます。
このような状況は、意味理解が中途半端であるか、処理に時間がかかっているためです。
脳内の伝達速度を速くするためには、文法解釈にかける労力を意味理解にシフトする必要があります。
例えば、ある本の中の1文を引っこ抜いて「これはどういうことを言おうとしていますか?」と問われた場合、1文だけで意味がわかるものは理解が速いです。
しかし、その文の前に語られたことを理解しないとわからない文は、当然意味理解に時間がかかります。
ましてや、「本全体の内容を5分で簡潔に述べなさい」と言われた場合、そんなに簡単にはいきません。
次に、速く読むことと精読の関係について考えてみましょう。
速く読むようにすると精読ができないというのは、文法や単語の知識レベルと意味理解のレベルが同じではないことを示しています。
同じレベルであれば、精読は必要ないはずです。
では、どうすれば速くなるのでしょうか?
端的に言えば、「自動化」できれば良いのです。
目や耳に入った情報を、理解に直結できる状態を目指します。
そのためには、反復が必要です。
同じことを何度も繰り返すのではなく、読むという行為を何回も行うことが重要です。
できれば、参考書などの演習はやめて、本や雑誌、新聞などの実際の英文に多く触れることをお勧めします。
参考書に使われている文は、特定の単語や文法事項のためだけに作られたものであり、実際のコミュニケーションには役立たないことが多いです。
TOEICで満点を取っても、簡単な会話ができない人がいるのはこのためです。
型にはまった文理解はできても、さまざまな文を理解しなければならない会話になると、全くダメという結果に終わります。
多くの量をこなす人は、こうしたさまざまな文を理解する能力が高いのです。
彼らは「こういうことを伝えようとしているんだな」と瞬時に理解できるわけです。
すぐにはできることではありませんが、文法や単語の知識も必要です。
さらに、推測力や物事を関連づける能力、自分の社会経験からの知識も必要です。
この意味では、参考書は役に立たないこともあります。
第二言語習得論的に言えば、「学習」と「習得」の違いがここにあります。
学習をしても、その分だけ習得につながらないのは、文法知識や単語の意味の勉強以外にすべきことがあるからです。
最後に、生きた英文に多く触れることが重要です。
実際の文脈の中で使われる言葉や表現に触れることで、自然な理解が促進されます。
速読と精読のバランスを取るためには、まずは多くの英文に触れ、理解を深めることが大切です。
その上で、精読を行い、意味をしっかりと把握することが、速読のスキル向上にもつながります。
このように、英文を読むスピードを上げるためには、文法や単語の知識だけでなく、意味理解を深めることが不可欠です。
日々の練習を通じて、少しずつ自分のペースで速読と精読のバランスを取っていきましょう。
箇条書きメモ
- 英文を読むのが遅い原因は意味理解の処理速度にあると感じる
- 文法的解釈は重要だが、文のつながりを理解することが優先
- 精読と速読は別物であり、同じレベルではないと認識する必要がある
- 速く読むためには自動化が重要で、反復練習が効果的
- 生きた英文に多く触れることが、実践的な理解を深める鍵
- 参考書だけではなく、実際の文に触れることで多様な文理解能力が養われる
- 推測力や関連づける能力も必要で、文法や単語の知識だけでは不十分
- スラッシュリーディングは、意味を整理するために有効だと感じる
- 慣れによって速く読めるようになるが、流れと細部の区別が重要
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